
なぜ、IRランプがガラスの品質を悪化させてしまうのか? ガラスのアニーリングには正確さが不可欠です。表面の温度にわずかな差があっても、予期せぬ歪みやひび割れが発生してしまいます。これは大変な問題です。 実際の原因は、IRランプそのものです。もしランプから出る熱量にわずかなばらつきがあると、製品の均一性が失われてしまいます。
「コールドスポット」の問題
多くの人々は、IRランプを単純なオン/オフスイッチだと思っていますが、実際はそうではありません。 同じ装置内にある2つのランプを想像してみてください。もし一方のランプがもう一方よりも2%少ない出力しか出していない場合、コールドスポットができてしまいます。大量生産の場合、最初のガラス片と10番目のガラス片では、受ける熱処理が全く異なってしまいます。 これを「ドリフト」と呼びます。通常、フィラメントが正確に中心にあっていないか、または石英の厚さにわずかなばらつきがあるために起こります。これは些細な問題ですが、大きな問題を引き起こします。
正確な仕様を実現するために
このドリフトを防ぐためには、許容範囲を厳格に守る必要があります。私たちは、全体の出力偏差を±3%未満に抑えることを目指しています。そうすれば、ガラス全体にわたって均一な加熱が行われます。 また、高純度の石英を使用します。なぜかというと、不純物があると、ランプが古くなるにつれて光の強度が変化してしまうからです。安価な石英を使うと、最初の月にうまくいった条件でも、3ヶ月後には全く機能しなくなってしまいます。
問題点
高品質なランプは素晴らしいですが、使い方には注意が必要です。クリーンな電力が必要です。 もし電圧が不安定だと、どんなに精密なランプであっても意味がありません。入力が不安定だと、結果も同様に不安定になります。廃棄率を減らしたいのであれば、安定した電源を用意する必要があります。 毎回の生産ごとにタイマーの設定を調整するのは時間の無駄です。それは症状を緩和するだけです。根本的な原因である熱源を改善するべきです。ランプが安定していれば、ガラスも正しく処理されます。毎回同じ結果が得られます。